善光寺表参道大門町ZENKOJI OMOTESANDO DAIMONCHO

 
門前農館さんやそう

住所 長野市大門町518
TEL 026-235-0330
URL http://www.sanyasou.co.jp/
営業時間 10:00~17:30
定休日 無休(12/31のみ休)

地元農家のお母さん達が地元野菜を活かして手作りする蒸しおやきは、皮が薄くて具だくさん。定番11種類ほか、季節のこだわりおやきも。ニラ焼せんべい、煮物など郷土の味も並びます。旬の野菜や加工品も販売。

善光寺表参道沿いにある、農家のお母さんの郷土食「手作りおやき」を提供するお店です。座って召し上がれるお休み処もあります。気軽に寄って、お茶と一緒に郷土の味をお召し上がりください。


〔2017.12.12〕
最新のイベント情報はありません。

かつては江戸中期創業の薬種問屋。
善光寺地震以来、築160年の建物
[旧/小傳薬局 建物]

 JA農産物直売所、手作りおやき店「さんやそう」として人気の「門前農館(もんぜんのやかた)」。蔵造りの建物はもともと「薬種問屋 小升屋(こますや)」だった。祖先はもともと平家の落人と伝えられているが、江戸時代には既に大門町で薬種問屋 小升屋を商っていた。薬種問屋は、薬の原料である生薬を主に医者などに販売する商売。小升屋の過去帳によると初代の記録はないが、二代目の没年が延享2年(1745年)で、八代将軍吉宗の時代と重なる。創業は江戸中期とみられる。

大正時代、中央通り拡幅工事のため、11代傳兵衛氏が建物を曳家した。当時は「小傅商店」を名乗る薬種商だった

 弘化4年(1847年)、死者9千人近くもの大きな被害があった善光寺地震が起きる。この地震で被害を受け建て直替えたのが現在の建物で、築約160年は大門町でも最古級だ。また過去帳には江戸末期の安政期に「江戸店」の記録があり、江戸支店を持つ程、大きな商いをしていたことがわかる。

昭和30年代末期~40年代初期頃の中央通り。右手前が小傅薬局。隣には旅館の白木屋があった(現在は長野市大門駐車場)

 建物は100坪の敷地に蔵造りの2階建ての店舗兼母屋、その奥には商品などを収めた3つの蔵があった。中央通りの拡幅工事が行われた大正末期には、11代傳兵衛氏が建物を曳家(移動)して維持。傳兵衛氏の頃は「薬種商 小升屋」から「小林傳兵衛」の名前をとって「薬種商 小傅(こでん)商店」を名乗って営業していた。

 12代傳兵衛氏は昭和18年に病没。戦後すぐ、傳兵衛氏の息子である13代・傳助氏が薬科大学を卒業して薬剤師に。店名を「小傅薬局」に変え、問屋ではなく、一般客向け薬局として営業を始めた。

現在の「門前農館」は大門町の人気店として、すっかり定着。おやき店「さんやそう」は農家のお母さん手作りの味が好評だ

 傳助氏が亡くなり、平成11年、当代の小林俊彦さんはこの建物で飲食店を営業し始めたが体調を崩し、療養を余儀なくされた。そこで建物をテナント貸しすることに。JAながのが運営する「門前農館」が開店し、すでに10年以上が経つ。現在は、夏〜秋に店頭で朝市も行われ、観光客のみならず常連客にも親しまれる、門前の名物店となっている。

江戸後期に建てられた、重厚な蔵造りの店舗。店頭の土間は薬種問屋の頃のまま。

▲ PAGE TOP